10/11/04 00:46:26 kVcPDWyU
創作発表の場っつーか、まぁ便所の落書きだしね。
思いついたから投下。
>>404,405 のその後
准教授の好意を現実のものとして理解した喪子。
セクハラの度に、今までの乙女ゲー恋愛では知ることのなかったリアルな感触や温度を意識するようになる。
元々表情が大きく変化するタチではないので顔には表れないが、准教授を前にすると喪子の雰囲気が緊張を帯びてしまい、
准教授はそれには気づきつつも、何故喪子が急に緊張するようになったのか見当もつかず寂しさを感じる日々。
喪子が大学の帰り道、ぼーっと歩いていると大学近所の喫茶店のマスターに出くわす。彼は買出しの帰りらしい。
マスターは准教授の大学時代の学友。ヒゲありのオダジョみたいな外見。ガチホモ。縁があって喪子とも顔見知り。
「おう、小娘。」
「あ、どもども。お久しぶりです。」
「・・・またなんか事件でもあったんか?」
「や、全然。平和ですよー。皇(すめらぎ)さんからも何の相談もないですし。」
(実はそもそもの設定として、喪子と准教授が皇刑事に巻き込まれたりなんだりして事件を解決していく推理物なんです)
「のわりにゃー、嫌なツラしてんじゃねぇの。ちっと来い」
と半ば引きずられ、喫茶店へ。
新メニューの試作品を頬張りながら、喪子は事情をマスターに話した。
「・・・と、まぁ、今更ながらに愛されている自覚をしたわけで。」
「ほんでテンパってんのか」
「は、まぁ、・・・・そうですね。テンパってます。・・・・・・よくわかんなくて」
「なにが?」
「いやー・・・だってあの人、かっこいいし。・・・あの若さで准教授だし、頭キレッキレだし・・・・
私は、一般的で平凡で凡庸で、どんな集団の相対評価であっても平均そのものになる自信があります。
なんか、現実的に考えれば考えるほど、ないな、ってカンジで。」
「あいつがオマエを好きになる理由が?確かになさそうだな。」
「そうなんす。いや、好きになる理由っていうか、可能性そのものが。ゼロになるべき要素だらけじゃないですか。
・・・・納得いかないっていうか。」