10/08/29 20:46:04 jZR8+G4k
実際に見た夢から膨らんだやや廚二入った妄想。
見た目は冴えないけど実は天才的な賭博屋の喪子。福沢作品の主人公の様に常軌を逸した裏賭博で
何度もピンチを切り抜け勝利し続け、裏社会では狂運の女神と言われていた。
しかしとある大きな裏賭博に参加した時何も知らない周囲の人間が危険に晒されてしまう。
勝利を収め何事も無かった物の、喪子は裏社会から足を洗い一般人として生活する事を決意し
それ以来ごく普通のOLとして平坦な日々を送っていた。
そんな喪子の元にある日下っ端チンピラが現れる。
下っ端はイケメンだけど女に弱く、小心者で情に厚くどこか抜けててお人好し。
家庭に恵まれず孤独だった所を同じ境遇の不良達に誘われ暴走族入りそこに居場所を見つけ、
そのままチンピラになったと言う奴。
今回喪子を訪れたのは友人が闇ギャンブルで騙され多大な借金を背負ってしまい、友人を救う為に
喪子の力を貸して欲しいという事だった。
一度は断るものの、諦めずに喪子の周りをうろちょろし始めプレゼント攻撃などを行いしつこく
頼み込む下っ端。
周りから変な目で見られるし変な噂が立ち始め、うんざりした喪子は今後一切関わらない事を
条件に下っ端の友人を助ける事を了承する。
いざ下っ端の手引きで闇ギャンブル場に乗り込む。
「おいおい何だこの地味~な姉ちゃんは」
「何だっていいでしょ。金ならあるんだから参加させてちょうだい」
以前賭博で稼いだ金の一部である軍資金の札束を無造作にテーブルの上に出す喪子。
敵は初め不審そうにしていたが、喪子の後ろに立つ下っ端を見て大方男に良いように騙されて貢ぐ為に
裏ギャンブルに手を出したのだろうと喪子の参加を承諾する。
今さら怖じ気づいてびくびくおどおどする下っ端を背後に侍らせ椅子に悠然と座る喪子。
「さあ、始めましょう」
結果は喪子の完全勝利。
敵方の卑劣なイカサマも全て見破り咄嗟に対抗策を見いだし全て看破。
そんな喪子をやすやすと帰す訳も無く、面子が潰れるという理由で下っ端共々消しに掛かる敵。
しかし動じる事無く冷ややかな目でそれを見る喪子。下っ端は失禁しそう。
「やめろ。見苦しい」
そこに裏ギャンブル場の元締めであるインテリ悪役面のダンディが現れる。
「お久しぶりだね、喪子。いや…狂運の女神様?」
「その名で呼ばないで」
「おや、相変わらずつれないね。まあそこが君の魅力的な所だ」
面識のあるらしい二人に本人達を除いたその場の人間全てが驚愕し沈黙するが、狂運の女神という言葉を
聞いて静かにざわめきだす。
その後、元締めがその場を取り仕切り喪子達は無事解放。
勝ち分もきっちり支払うと申し出られるが、下っ端の友人の借金を取り消してくれれば良いと言う喪子。
しかし「うちの者が迷惑をかけた詫びだ」と勝ち分程ではないが大金を渡される。
無事戻った喪子と下っ端。
「いやぁやっぱ狂運の女神様っすね!!余裕勝ちですたね!!さすがです!!!」
「うるさい。とっとと行って友人とやらに借金帳消しになったって伝えてやれば?」
「しかもその欲の無さ!!もうマジで女神様っ聖母!!」
まとわりつく下っ端に「さっさと消えろ!!」と怒鳴りつけ追い払う喪子。
しかしすぐ戻って来た下っ端が「友人が直接あってお礼がしたいと言ってる」とほざき、断固拒否するも
時既に遅し、実は近くで待機していた友人がその場に来てしまう。
その「友人」を見て喪子は顔を引きつらせる。
友人は明らかにDQN臭のする派手ななりの女。しかも下っ端といちゃつき始め下っ端は調子に乗り始める。
「てめぇらのせいでこっちは会いたくない奴と顔を合せたって言うのに…」と怒りに震える喪子。
下っ端の間抜け面に見事なストレートを決め颯爽とその場を去る。
しかし、今回の事で裏との縁が再び繋がってしまったのかそれからことあるごとに再び裏社会に否応無しに
関わる事になる喪子。下っ端や元締めと関わる事も多くなる。
そして、再び狂運の女神の伝説が幕を開けるのだった。
肝心のギャンブル部分は面倒くさいので雰囲気だけ妄想してる。