10/08/03 11:59:01 gm4qx3N9
いきなり横町の陰から飛び出してきた八百屋の親父がアタシに向かって放水!
あれは!3�Pの容量を誇るタカラトミーの新型ライフル!アタシはその場に竦んでしまった!
まさにアタシの腹部に冷たい水が掛かろうとした時!
アタシは左側からの衝撃で喫茶店の植え込みまで吹っ飛んだ!
「ちょッ!な…何なのよ!」
植え込みから顔だけ覗かせたアタシの目に映ったのは、スーツの背中を濡らしながらピンクと蛍光グリーンのハンドガンで親父を確実にヒットして、こちらへ滑り込んでくる山Pだった!
「ボケっとしてんじゃねぇ!お前獲物は?」
「あ…こ…これ!」
アタシがバッグから取出したのは透明ブルーのちゃちな水鉄砲。
「チッ!ボスはこんなのしかくれなかったのか!?これ持ってろ!」
山Pは右手のハンドガンをアタシに押し付けると、スーツの内側から水の詰まったゴム風船を2ツ取り出した。
「いいか、俺がヤツらをひきつける。あのクリーニング屋の角まで一気に走れ!」
「わ…わかった…でも山Pは…?」
「俺は大丈夫だw 2丁目のローソン裏の駐車場で会おう…そして…この戦争が終わったら…」
「…終わったら…なに…?」
「あぶねぇッ!」
山Pがいきなりアタシに覆いかぶさり、でもその背中に大量の水が浴びせかけられたことは厚い胸板を通してもはっきり感じられた!
「や…山P!!!」
「クッ…行けッ!かすり傷だッ!振り向くんじゃねぇッ!」
アタシの頭は真っ白だった。ただ山Pの声に押されるように植え込みから飛び出した!
その時…!!! 『バッシャァァ~~~~ンン!!!』
圧倒的な量の水が、アタシの背後で爆発した!
その飛沫はアタシのふくらはぎや首筋をも濡らし、周囲に霧のように漂った。
「!!!]
時間が停まったような静寂の中、ぎこちなく振り返ったアタシが目にしたものは、
頭のてっぺんからつま先までずぶ濡れでアスファルトにうつ伏せに倒れる山P…
「や…やま…あぐぁ!い…いやぁぁぁ!!!!」
気がつくとアタシは山Pの上体を抱き締め、声を限りに泣き叫んでいた。
「…ち…いつもいつも…うるせぇ奴だな…ぐほっ!…気をつけろって言ったのに…お前も結構やられてるじゃねぇかよ…」
「いいから喋らないで!アタシが絶対アンタを助けるから!」
「いや…これはマズいぞ…げほっ!お前…敵の攻撃相当受けてて…」
「な…何ッ!?どうしたの!?」
「お前…乳首…透けて…る…」