11/08/11 08:38:52.86 usPvyLCU0
昨日ブックオフで「野球狂の詩対ドカベン」の講談社コミックを見かけたんで
電車の中の暇つぶし用に買って読んだが、
何か近年の御大の劣化部分が凝縮されてるような物語だった。
●大事な試合には相変わらず里中が負傷ハンデを負う十年一日ぶり
●岩田の陳腐な作戦にあっさり引っかかったり、かと思えば水原の
配球をなんの裏づけもなく読み切ったり、作者の都合で
スペックがコロコロ変わる”単なる話の駒=死んだキャラ”と化した山田
●事前のモチベーションが実作業に入る頃には雲散霧消してるとしか思えない
「夢の対決」の適当さ
何の駆け引きもなく「初球ドリームボールが来る!」
「初球ドリームは山田も予想してないだろう!」
ピシュ!カキーン!
「読まれてた!山田は凄い!」で終わる山田太郎VS水原勇気。
「岩鬼はど真ん中は打てない!」
「ホームランは気の毒や、わざと三振してやろう!」
にょほほ!グワギーン!
「悪球打ちが空振りしようと出鱈目にスイングしたから、逆にちゃんと打てちゃった!」
の、マイナス×マイナス=プラスという得意のご都合理論で終わる
岩鬼正美VS岩田鉄五郎。
この物語の題材は面白いだけに、せめてあと20年御大が若かったら・・・と
思わずにいられなかった。
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あと、「信じられないような劇的な展開です!!」とか
「絵に描いたような夢の対決!!」とか、読者が思うのならともかく
作者の方から書くって気恥ずかしくならんのかな…