11/08/08 05:57:13.22 GYlmWSW70
>>812
> 実際の低スペッカーや駆け出しの人間に対して「へらへらするな。謙虚になれ。遊ぶな。遊んでる暇があったらスキル磨け」とかいう人間は嫌いだ。
誰もそんなこと言ってないよなあ…
努力=歯を食いしばると考える発想も、偏った良くない日本人的発想だと思う。
要は味付けとしてのリアルティの問題だと思う。
水原勇気は「18歳の少女がプロで通用する実力を持っている」というだけでは荒唐無稽なキャラ。
そこに「プロの厳しさ」「まともにやったら通用しない」「ただひとつの武器=ドリームボール」
という要素を投入し、リアルティを味付けしたから名作であり名キャラクターになった。
対して立花は「18歳の少女で、しかも投手経験がない」と水原以上にハードルが高い。
そこを「変化球が投げやすい手をしてる」「山田のリードがあるから通用する」フォローするのはいい。
でも立花は「コントロールが良い」「138キロのストレートが投げれる」
「フォークや高速スライダー、ナックルなど習得の難しい変化球を実戦で使いこなしている」
と十分中継ぎ投手として通用するスペックの持ち主。
「18歳とか素人とか、最初の設定いらないじゃん…」という話になる。
漫画におけるリアルティのあるキャラとは、実際にいるとか現実に準拠してるとかではなく、
「こんなヤツいそう」「こんなヤツいてほしい」と思えるキャラのことだと思う。
岩鬼や殿馬が荒唐無稽のようで愛され続けているのはそういうキャラだからで、
最近のキャラはそういう味付けというかバックボーンが不足していると感じる。