11/02/05 17:22:55 PJ2pWzJR0
以下、スケット・ダンス１７巻より
部室トーク
「ＳＫＥＴ・ＤＡＮＣＥ」１７巻お買い上げいただきありがとうございました！
正月に少し休めることになりまして、夫婦で箱根に一泊旅行に行ってきました。
温泉に浸かったりご飯を食べたり。ひたすらのんびりする事だけが目的の旅行だったのですが、
どうせなら普段やらない事をやろうという妻の提案で僕らは宿のエステサロンで「フェイシャルエステ」を受けることにしました。
おっさんがいい年してなにがふぇいしゃるえすてだというツッコミはちょっと置いといて、
僕ら夫婦は２台並んだベッドでそれぞれ１時間ほどのメニューを受けてきました。このエステがなかなか気持ちいいのですよ。
顔に何やらオイルのようなものを塗りたくられたり、パックらしき事をされたり、
化粧水のような何かをふりかけられたり、目隠し状態なので何をされているかさっぱり分らなかったのですが
、とにかくその感覚が新鮮でとても気持ちよかったです。
そんな心地良さとベッドに敷かれたヒーターの暖かさもあって、
ああ何だか寝そうになるな～なんて思ってたら、隣のベッドで妻が気持ちよさそうに寝息を立て始めたのです。
まあ気持ちいいから寝ちゃうよね～なんて思っていたら、その寝息が段々ガーガーといういびきに変わっていきまして
。あらこれはちょっと恥ずかしいな～と。エステティシャンのお姉さん笑ってないかな～なんて思ってたら、
ガァ―…すー…、ンガァ―…！すー…、ンガァ―！
ちょちょちょちょちょ…！（汗）
妻のいびきは最終的に僕がこれまで聞いた事のないほどの異常な音量のいびきになっていたのです。一体妻に身に何が？
エステティシャンの女性二人の反応はありません。施術は終始無言で黙々と行われます。
というか、いつの間にか女性二人の気配がありません。何かの液の時間を置くためなのか一時退室しているようなのです。
でも僕の目にはタオルを置かれているから部屋の様子が分らないのです。
この変な空気の状態で妻の大いびきを聞きながら猛烈な恥ずかしさに耐えていたら、何やら体から汗が出てきました。
しかしこれは恥ずかしさのせいだけではありません。ベッドのヒーターが超熱いのです。
「熱かったら言ってください」とは言われてましたが、その女性がどうも部屋にいないっぽい。
顔には色々塗られているからあんまり身動きも取れない。つ、つらい…！
僕は目隠し状態で人が居るのか居ないのかよく分らない密室で、身動きが取れないのに下からは灼熱、
横からは鬼の断末魔のようないびきが鳴り響くという、なんだか地獄絵図のようなひと時を過ごす事になったのでした。フェ、フェイシャルエステ早く終わってくれー！
箱根から帰って来た日がこの原稿を書く締め切り日だったので思わずネタにしてしまいましたが、
妻には帰りのロマンスカーの中で「あの事書くね」と了承を得ているので、まあ、そんなに怒られないでしょう…。お、お便りくれー！