11/05/01 22:29:20.72 h9/jYKWmP
GODLAND COMPANY:★★★(3.0)
まとめるテクニックはやっぱ連載経験積んでるだけあって確か。
クロノひとりが山から人恋しさに下りてきて云々な話にしがちなところ、組織の話にうまく内包してマイルドな読み味にしている。
まあ組織の話、灰園の話としてはそのぶんまったく不十分なんだけど。
ただなんというか、全体に無理してる感じが抜けないんだよな。描きたくて描いてるというより、王道系で当たればデカいとかそういう考えの働きが見えてしまうというか。
まとまってはいるけど、わくわくするものがない。
あくゆう!:★★☆(2.5)
意外に悪くない燃え展開だったが、対価の扱いなどに都合の良さを感じる。
あとちょっと内面の感情をそのまま語らせすぎ。
絵は要修行。
科学と破壊と連続殺人犯:★★(2.0)
糸の隠れてない人形劇を見ている感じというか、変人×変人で進めると陥りがちな罠に見事に引っかかっている。
話作りよりキャラクターを作ろうって意識のほうが先にたってるっぽいので、そこはジャンプ向きか。
ふぁみドル!:★★★(3.0)
ラノベっていうかベッタベタのエピソードの連続なのだが、絵がクリアーなのでぐいぐい読めてしまった。
アイドルとしてのメタな自意識はもうちょっとイジっても面白かったかも。
しかしこれはエピソードの集合体という感じで、ストーリーとして面白いかっていうとなんとも困るなぁ。
現存古代生物史パッキー:★★(2.0)
意外と面白い。
鬼と花:★★★☆(3.5)
主人公の幸福感が良くて、そこから滲みでるハイテンションにまったくイヤミがない。
また、ダチ連の行動もすがすがしい。文化祭以降のカタルシスは気持ちいい。
長期ブランク前から久米の漫画は気に入ってたんだけど、その良さがちゃんと生きていただけじゃなく上積みがあってよかった。
桃魂ケルベロス:★★★(3.0)
まさかの桃太郎カブリだがw、好みの設定なので個人的にはかなり楽しく読めた。
まあちょくちょく回想入ってテンポ悪いのは確かだし、クライマックス以降の戦闘シーンにあんまり感じるものがなかったのも確かだけど。
血統がどうたらとか、厨二のおいしい部分をうまく使ってくれるのがよかったのかも。