10/11/22 00:37:00 LpEOUoMv0
キャラを死なせれば話は盛り上がる。
ただし重要度の高いキャラを殺してしまうと、取り返しが付かないため後々困る。
この二律背反が作劇の宿命と言える。
重要度の高いキャラほど死んだ時の衝撃は大きいし一時的に盛り上がるが、
その死が物語や世界観に与える影響も大きいために変化せざるをえない。
つまりキャラの死が、良い意味で作品に化学変化を引き起こすのが良い死だ。
たとえば「タッチ」の和也なんかは
「安易に殺した」と批判されるようなことはないだろう。
和也という重要なキャラが死んだことによって大いに盛り上がり
しかも物語・世界観ともに大きく変化を促した。
逆に「安易な殺し方」としては、
・ 重要度の低いキャラを殺して話を盛り上げた
・ 重要度の高いキャラを殺してしまうけど、やっぱりいないと困るので生き返らせた
の2パターンと定義できると思う。
前者
ワンピの回想・北斗の村人・男塾の独眼鉄とか
死んでも世界観に影響を与えないため、いくらでも殺せる。
後者
DB・星矢・ダイ大・男塾の飛影とか
死ぬと盛り上がるけど、ほんとに死んだら困るので生き返らせる。
まぁ、こっちの方が、より安易。っていうか何も考えてない。
生き返らせたわけではないが、
ラオウという最大のライバルが死んだあと、カイオウを登場させたとかは
明らかに苦肉の策であり変則的後者と言える。