11/03/01 17:49:53.64 d4a6ervu
>252
重武装と仰いますが、武装はいずれも小火器で、小銃てき弾とPF3、96式AGLを除けば、現在
海保が保有しているものとそう大差はありません。要するに、「保安隊」妄想は、全機動隊の準SAT化
と言い換えられるものでもありますし。
むしろ、大口径機関砲や、以前は3インチ砲まで備えていた海保のほうが重武装と言っても良いでしょう。
そして海上保安庁は、「国土安全保障大臣」と同様に国務大臣である国土交通大臣の指揮下に
あるわけです。
焦点は、武装ではなく権限にあると思います。
自衛隊が防衛出動する際に許される強大な権限は、確かに総理大臣の統制下におかれるべき
でしょう。しかしその点については、「保安隊」も、>248で改訂した通り、有事には
「特に必要な場合には、内閣総理大臣の命令により防衛大臣の指揮下に組み入れられる」
ことから、自衛隊と同様の状況になります。
そして警察の延長線上ですので、平時の権限は警察官職務執行法に準じたものになります。
まあ、「保安隊」が法律を完全無視することにしたら、これでは止められませんが、それを言ったら、
海保が法律を完全無視し、ヘリにJM61を搭載してガンシップ化したりすれば、妄想「保安隊」より
よほど危険な存在に早変わりしてしまいます。
しかし、その危険性は、現在のところ許容されているわけですよね。
ですから、文民統制の問題は、そう大きなものではないと思います。