10/09/27 21:38:52 rfqHuDez
>>1
上官によるピンハネが常態で、兵士達にまともな給料は支払われなかった。死んでも遺族に保障はない。これは士気にも影響する重大なことだった。兵士たちは、実戦になると、稼ぐために略奪し、命を守るために逃げるしかなかったのである。
このような軍隊だったから、中国軍には、前述の「督戦隊」という奇妙な部隊があった。日本軍と違って、中国軍は、前線の指揮官は先頭に立たず、決まって後方で「衝阿(チョンア)!」(進め)「殺(シア)!」(殺せ、やれ)と、叫ぶだけだった。
部隊が日本軍の攻撃を浴びると、前に進めなくなる。そこで退却する友軍兵士を実力で阻止するのが督戦隊だった。彼らは銃で威嚇するだけでなく、しばしば見せしめに射殺までした。兵士は「どうせ殺されるなら」の思いで、ようやく銃と戦ったのだ。
だから中国軍の戦死者の中には、友軍に殺されたものも多かった。ある戦場では、友軍の退却を援護していた中国兵の一団が塹壕の中で戦死していた。それを発見した日本兵たちは思わず涙を流したという。
なぜなら彼らの脚には、逃亡防止のため、鉄の鎖がつけられていたからだ。
ワロタww