10/09/27 09:55:41 hgkFHhNz
>>294
>索敵半径300kmというのは高高度を飛行している相手に限定されます。
それも、基準点となる海面はレーダ視程外にあるため、目標の高度を正確に把握することが困難です。
電離層の反射があって水平線の下にいる相手も探知は出来るんだけどね。
>もし敵の飛行高度が100m程度であった場合、探知距離は35km程度にまで低下してしまいます。
それかなりの負担だぞ?敵からもイージスの位置が見えないんだからレーダー
範囲内だけ低空飛行ってわけにいかない。常に低空飛行をしていなければならない。
低空飛行の欠点は何か?パイロットが疲労するってだけではありません。
敵の航空機に見つかった時に位置的ハンデを抱えるってのもあるが何よりも
燃費が悪くなります。特に爆装してますから空気抵抗は更に下がるわけで。
>そして、SAMは地上からの攻撃にめっぽう弱いです。
・・・日本国内で日本軍が戦うという条件以上の好条件は無いと思うぞ。
敵地で補給も回収も出来ない少数部隊が活躍出来るわけないでしょう。周りは
日本人しかおらず逃げる場所などどこにも無いんだから。
正規軍だってガダルカナル戦じゃないけど飛行場を取るというのは大変な苦労がある。
それを少数部隊でSAMや飛行場を襲って破壊するなんてそりゃ無理だわ。
「航空基地の守備要員も必要です」って戦時の飛行場にいるに決まってるでしょう。
>そして、SAMは対電波源ミサイルで叩かれることも考慮に入れる必要がありますね。
電子戦では対レーダーミサイルとレーダーの戦いというか化かし合いになるんですが、
そもそも小型でミサイルの筐体に入る程度の電子設備がトラックや船に乗せる巨大な
電子設備に勝てるわけが無いわけで十分な電子戦対策(ECCM)を行っている最新の
SAMにどこまで通用するか疑問ですな。
>そして、揚陸艦をうまく潰せる保障はないのです。
敵としても、揚陸部隊の護衛は強力なものを配置するでしょうし、
この話の胆はここで、この戦争の決着はここで終わってしまうだろうって事ですね。
「揚陸部隊の護衛は強力なものを配置」ではありません。
持てる限りの中でもっとも強力なものを配置するだけです。西側基準で強力と言える
艦艇が無いんです。おまけに揚陸艦はおもいっきり遅いですからな。長時間にわたって
中国軍の虎の子(最新兵器たち)を敵の攻撃に晒さないといかん。揚陸艦は遅いから
奇襲も何も不可能。予めイージスや最新型SAMが待ち構えてウヨウヨしているとわかっている処へ
突っ込んでいかなければならん。例えば最新スホーイだってイージスやパトリオットに正面から
喧嘩を売れる対地攻撃力があるわけじゃない。でも全ては揚陸艦を護衛する為。腹に
対艦ミサイル抱えてうろうろするF2を排除しないといかんわけで撃墜されような何しようが
イージスやパトリオット、35ミリから個人式赤外線型まで無数の対空火器が「ウェルカム」
と歓迎しているエリアへ敢て突っ込んでいくしかないわけ。
296:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/27 10:14:57 PD31c2Cl
>それを少数部隊でSAMや飛行場を襲って破壊するなんてそりゃ無理だわ。
なんで?
>「航空基地の守備要員も必要です」って戦時の飛行場にいるに決まってるでしょう。
無い袖は振れない。そんだけ。
297:大火力太郎 ◆X4ci4K5oFg
10/09/27 11:01:58 hP8kOadh
OTHレーダーなんぞ護衛艦が装備しとったか……?
298:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/27 11:03:13 hgkFHhNz
>>296
>なんで?
軍事研究という雑誌でグリーンベレーがイラク領内で長期行動をした時の
話が載っていた事がありました。敵のスカッドの破壊工作か?
全く違います。スカッド対策は間違いないんですが村の出入り口が見える丘の上
などに穴ほって覆いを被せて中に籠もってひたすら村の出入りを監視して
スカッドの動きを見張るという簡単なお仕事です。
複数の隊員達の体験談があったんですが、どいつもこいつも結局は遊んでいた子供が
覆いに気づいてこれをめくったらドーラン塗った大男たちと目が合って、「ぎゃー」と
子供達が逃げていくと。グリーンベレーの人達なんですがやっぱり子供を撃てなくて、
「まあ子供の言う事など村の大人たちは信じないだろう」なんて言ってたら
「しかしイラクの大人達は子供の話を聞く耳を持っていた」って書き出しで山狩りが
始まると。交戦しつつ必死で逃げて空爆要請したら通信機が途中で使えなくなったり
するんだけど、最後はヘリで救出してもらうって感じで話は終わるんですね。
いやまあそんな感じで笑い話風のは書いてあるんですがそれは置いておいて
要は米国軍最新最高の特殊部隊と言えども武器を多量に運用出来ないってこと。
また、素人レベルの住人民兵たちとの一回の交戦で手持ちの弾薬を使い果たす程度しか
個人レベルでは弾薬や武装を携帯出来ないってこと。
海で隔てた日本ではヘリは来ないし空爆要請も出来ない。武器の持ち込みも難しい。
一回見つかったり襲撃したりといった騒ぎを起こせば狭い日本はイラクの村のレベルでは無い。
実際、史実として飛行場や重要拠点を完全に独立した少数部隊が破壊とか港湾施設を占拠した
なんて話は無いんじゃないかな。映画の「遠すぎた橋」などのコマンド部隊だって味方の援護や
補給が航空機を利用して可能だから実施するわけで。
>無い袖は振れない。そんだけ。
実際の陸上兵力は余りまくる事になります。
なぜならば、揚陸艦で強襲上陸作戦を行う中国軍の陸上戦力が1万人未満だから。
防御側は攻撃側の1/3が理論上の数字ですので更に必要人員数が下がります。
1億の人口を持つ国に上陸作戦するのに1万人未満、一個師団に満たない!
それも揚陸艦が全て日本まで無事に届いた場合。それが現実なんです。
陸上自衛隊及び予備自衛官動員しても実際に揚陸艦上陸部隊との対応は数千人、
いや人余ってるので万単位で当たるでしょうけどそれが現実なわけ。
無い袖触れないどころか人余りすぎなの。
どこに上陸するかわからないじゃないか!という指摘も意味ありません。艦隊、そして低速
なので奇襲が効きません。上陸直前で艦隊をバラしてあちこちに上陸しようとしたら各個撃破されます。
相手(日本)を混乱させたとしても確実に負けます。上陸阻止戦が掃討戦という名称に変わるだけです。
少数部隊による後方攪乱の為に・・・って言うのも実はあまり意味がありません。
戦争論によればそうなります。戦争の勝敗とは軍(主力)の撃滅であって
後方攪乱では自衛隊主力が撃滅しないのです。後方で地下鉄を爆弾で吹っ飛ばしながら
機関銃を乱射しつつRPGを撃ってれば住人達は驚きますし多量の特殊部隊の隊員を
無駄に消費しますが日本国民の厭戦気分も助長できるでしょう。でも国民が厭戦気分に陥っても
軍主力は撃滅しません。戦争論の言う戦争のエスカレートを止める政治的要素にはなりますが
その前に揚陸艦艦隊は撃滅します。戦争論は会戦(軍主力同士の直接対決)の効能は
説いても詭道の類はあまり評価しませんな。戦闘自体の高価は高めても戦争の勝敗には
影響しないって感じですね。
299:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/27 11:10:43 PD31c2Cl
現実を見よ!
300:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/27 11:19:23 hgkFHhNz
>>299
基本的に史実に即して書いてます。
そして毛沢東を始め中国共産党は戦争論をよく研究しております。
なので戦争論から外れた対応を中国軍はしないでしょうな。
URLリンク(www.clausewitz-jp.com)
毛沢東氏の話も出てくるので読んでおくといいと思います。