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敬語にまどわされる皇室との距離感 小田嶋 隆
なぜなのか、お盆と年末が近づくと皇室関連の小姑報道記事が掲載される。
しかも、口さがないゴシップに類する、品の無いテキストほど大きな見出しを獲得するのだ。
久しぶりに大量の皇室記事を読んだおかげで、気持ちが荒んでいる。
二時間も読んでいると記事を書いた人間の陰険さが感染して、アタマの右半分が赤木春恵状態になる。
あらサツキさん、年末の忙しい時にお店を放り出してお出かけ? なんとまた、ご優雅なご日常をご満喫ですこと。
ダイヤモンドが強欲なのではない。
ダイヤモンドを目前にした人間の中に、欲に目をくらませる連中が現れるということだ。
皇室は、それに接近する人間の下心を明らかにする。
また、それは、人々の隠された不満のはけ口になってもいる。
だから、皇室記事は、皇室自身の問題を明るみに出す以上に、記事を書いている人間の下劣さや、
その記事を掲載した媒体の立ち位置をより雄弁に物語ることになるのだ。
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