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三好の容姿の形容はこんなかんじ
オリュウノオバは髪をリーゼントにして胸ポケットから取り出して
玉突き場の硝子窓に上目遣いに頭を映して、
髪を手で押さえながら漉く三好を見ていた。
五人の若衆が同じように流行の白い背広を着ていても、
三好一人似合い、一人だけ光り輝くように見えるのは、
色白の、断ち割って切って食べるとさぞかしうまいだろうと思うような
肌の中を流れる紛れもない中本の血のせいで、
それは甘い砂糖菓子が湿気でぼろぼろと崩れていくようなものに似ていた。