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丸亀の綾さん夫妻が秋篠宮賞受賞/全日本愛瓢会 (2011/06/16 16:39 四国新聞)
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全国のひょうたん愛好家の作品を集めて6月2、3日に山口県防府市で開かれた
「全日本愛瓢(あいひょう)会第36回展示会」で、香川県丸亀市金倉町の綾博さん(73)、
百合子さん(72)夫妻が出品した作品3点が、最高賞の名誉総裁秋篠宮賞を受賞した。
綾さん夫妻はひょうたんづくり20年を超えるベテラン。百合子さんは「ひょうたん作りは
奥が深い。受賞を励みにこれからも努力を続けたい」と喜びを語った。
受賞作品は1メートルほどの大瓢に漆塗りを施した工芸品。昨年1月に博さんが
種をまき、秋に収穫し加工したひょうたんを、百合子さんが2~5カ月かけて何層
にも漆を塗り重ね、彫漆の技法で作品に仕上げた。
作品の絵柄は、傘やモミジ、アサガオをデザイン。特に傘の幾何学模様のおもしろさが、
大会を視察した同会名誉総裁の秋篠宮さまの目に留まったようで、見事、出品400作品の
頂点に立った。
綾さん夫妻がひょうたん作りを始めたのは1989年。栽培方法や加工技術の研究を重ね、
自ら品種改良も手掛けている。博さんはさぬき愛瓢会副会長、百合子さんは全日本
愛瓢会理事を務めている。
主に博さんが栽培、百合子さんが漆塗りなどの仕上げを担当。自宅の畑では大瓢や
長瓢、千成瓢箪(ひょうたん)など毎年7、8種類を栽培しており、県外からも愛瓢家が
見学に訪れるという。
2003年と08年には作品を秋篠宮さまに献上した。最高賞の受賞に博さんは、
「いいひょうたんを作るには技術もいるが、一番大事なのは健康。夫婦で体に気を
付けてこれからも楽しみたい」と話している。