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日ハム 斎藤佑離脱に梨田監督ニンマリ
戦線離脱した斎藤佑(22)が開幕から2連勝した直後のことだ。1戦目が5回4
失点、2戦目が6回3失点。斎藤はヨタヨタしながらも白星を重ねたが、それでもまだ
ローテーション投手としての地位を確立したわけではなかった。
「梨田監督がストップをかけていたようです」とさる放送関係者がこう続ける。
「梨田監督はあと1試合、開幕から少なくとも3試合は、そこそこの投球を続けなけれ
ば、斎藤をローテーションに定着させるわけにはいかないと考えていた。交流戦のロー
テーション入りが正式決定したのはごく最近といいますからね。これまではフロントや
周囲の説得もあって先発で起用してきましたが、梨田監督は基本的に斎藤の力を信用し
ていません」
梨田監督は斎藤が3月21日の阪神とのオープン戦で3回9失点と火だるまにされた
だけで先発から外すことを検討した。それまで無失点を続けていたにもかかわらずだ。
斎藤は故障前まで先発5番手の位置付け。八木が務めている先発6番手は基本的にロ
ーテーション制。中村勝、糸数、吉川も含めた4人の中から調子のよい選手を一軍で起
用する方針だった。斎藤の離脱で八木が5番手に昇格、残り3人のうちのひとりが先発
6番手に繰り上がるが、
「3人ともファームで好調をキープしていますからね。梨田監督は斎藤の代わりはどう
にでもなると考えている。というか斎藤が投げるときは決まって六回からリリーフ陣を
総動員しなきゃならない。その分のやりくりを考えたら、これからはむしろ楽だと思っ
ているかもしれません」
と前出の関係者。営業面は大打撃でも、梨田監督は戦力面で痛手になることはないと
考えているようなのだ。
斎藤は9日、札幌市内の病院でMRI検査を受け、左内腹斜筋の筋挫傷で全治2、3
週間と診断された。今後は一軍に帯同しながら治療とトレーニングを続けるが、うかう
かしていたら先発のイスはなくなってしまう。