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野呂周介は30代の始めまで三重県四日市市を拠点とする独立組織だった橋本組（その後、愛桜会に改名。山口組傘下に）に所属。若くして組長を務め、幹部にまでなった。その当時、賭博罪で捕まり、長い懲役にも行っている。
その懲役の際、山口組の最高幹部だった滝沢孝（元芳菱会、引退）と知り合い兄弟盃を交わし、その関係は最近まで続いていました。だから、滝沢が銃刀法の共同正犯で逃げていた時、野呂が匿っていたわけです。
小指なし、全身に鯉の入れ墨をしています。また、現役時代は武闘派で鳴らし、抗争で猟銃で顔を撃たれたため片方の目は義眼です。
その滝沢との縁から、渡辺芳則が五代目になる前、渡辺が可愛がっていた甥っ子を野呂の会社に預けていました。その関係から、その甥っ子の結婚式の仲人を野呂がやり、その席には渡辺はじめ、山口組最高幹部がズラリ出席していましたよ。
そうそう、芸能界からはケイダッシュの川村会長なんかも来ていました。
また、野呂は引退した後藤忠政・元後藤組組長とも親しく、ほかに、旧美尾組（五菱会→清水一家）の美尾尚利元組長、伊勢志摩連合会の三谷省一元組長、小西一家の幹部などとも親しかったです。