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週刊朝日「皇太子殿下の称賛本に「政治利用」を懸念する声」という記事を読んで
2010-10-07 16:54:55 テーマ：皇太子殿下 皇位継承者としてのご覚悟
先日、週刊朝日の１０月１５日号に明成社の「皇太子殿下－皇位継承者としてのご覚悟」についての記事
が掲載されました。
タイトルは「皇太子殿下の称賛本に「政治利用」を懸念する声」と打たれ、水問題に取り組まれ、今や世界
的に称賛されている殿下について「水問題は確かに世界共通のテーマですが、皇太子殿下のストレート
なアプローチは、これまでの皇室のやり方を根本的に変えてしまう」という懸念を表明していました。
まず、「皇太子殿下のストレートなアプローチ」という一文ですが、私は、本書を製作するにあたり、皇太子
殿下の講演内容を全て読みました。確かに専門的な内容だった為、全てを理解したとは言い難いですが、
殿下が何か「ストレートなアプローチ」を示されたとは思えませんでした。
『皇太子殿下－皇位継承者としてのご覚悟』の中で、尾田栄章氏は次のように述べています。
殿下の講演については「殿下は人と水との関係を非常に高い立場から、日本の長い歴史をふまえて具体的
な事例を示しながらお話になっています。だから非常に示唆に富んだ、政治的な立場を超えたところでの
ご発言として世界の人に受け止められるのだと感じます。」
（第１回アジア・太平洋サミットの）設立に向けて東京で開催された準備会合の折りにご接見を賜りました。
アジア・太平洋地域の水問題の専門家たちがバスに同乗して東宮御所に伺ったのですが、帰路には「我々は
もっともっと頑張らなければならない」と大変盛り上がりましてね。殿下とお話できたことが同サミットの設立
に大きな力になっているのです。
勿論、殿下からあれをやろう、これをやろうと言われるわけでは全くないのですが、殿下とお話させていただく
中で皆の胸中にある意欲や想いがかき立てられていくという感じなのです。
このように、皇太子殿下は政治的な立場を超えた御存在として世界の人々に受け止められています。