11/12/06 18:36:26.28 i7hI6c1Z
>>53
>それとも、スリーポインテッドスターが好きなのか?
前後共外しています
62:1
11/12/06 18:37:09.82 i7hI6c1Z
>>54
それを克服して乗る楽しさは格別です
63:1
11/12/06 18:45:15.12 i7hI6c1Z
>>55
>パーキングとニュートラル以外に入れると
>ビービー電気音がしてましたが、
もしミッションから聞こえる音なら正常です
バブルボディーに付いているATF量の調整用のソレノイドの音だということです
>ギアが滑っている感覚がありましたので
>とうとうミッションが逝ってしまった
滑っているのは1速の可能性が高いです
その場合1速でアクセルを踏む込むと滑ってメーターパネルの「D」表示の部分が「F」になってギアは2速に固定になります
一旦エンジンを切れば「F」マークは消えます
1速がそのような感じでも2速に入れるといくらアクセルを踏んでも問題ないなら私の場合と同じ1速のクラッチハブの割れでしょう
A160のミッションの典型的な故障です
64:1
11/12/06 18:46:54.81 i7hI6c1Z
>>59
70万ならナヤセでの見積もりだと思います
それ専門の民間修理工場での相場は30万円です
ネットで探せます
65:1
11/12/06 18:50:52.49 i7hI6c1Z
私は自分で修理したのでクラッチハブ23000円くらい
ATFを半分くらい交換したのとATFフィルターで7~8千円
プラグも変えて4000円
専用工具がTAFゲージも含め1万くらい
全部で5万以下で修理できました
66:1
11/12/06 21:35:05.68 i7hI6c1Z
ミッションを割ったところです
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
変速ギヤは3軸構成です
これにデフが1軸、パーキングロックが1軸加わって合計5軸です
矢印の部分が1速のクラッチハブです
それを外して裏返した写真です
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
右のものが壊れたクラッチハブです
左は交換用の新品部品です、中にクラッチ板が組み込まれたアッセンブリです
67:1
11/12/06 21:43:23.08 i7hI6c1Z
クラッチハブの端部が半周分ほど破損してなくなっています
クラッチ板を押さえつけるリングを入れる切れ込みの部分が疲労で破損したものです
このためクラッチ版を押さえる力が弱くなってすべりが発生してしまうのです
どうしてここが破損するかというとクラッチミートの際のショックが大きいからではないかと思います
2速から1速に落ちるときなどけっこう急激なクラッチミートをするようで衝撃を感じることが多いのです
その衝撃に必用な強度がクラッチハブに無いようです
見た目でも弱く感じます
68:1
11/12/06 21:57:28.46 i7hI6c1Z
A160のエンジン周りはとても込み入っています
車検を頼んでいる友人の自動車整備工に言わせると修理の為のスペースの無さはホンダ以上だとの事です
ミッションを降ろすにはエンジンごと降ろす必要が有ります
またエンジンも単独では外せずサブフレームごと下方に降ろさなくてはいけません
そのためリフトが必須ですが私は当然持っていません
修理にどのくらいの期間が必要かもわからないので友人の工場のものを使わせてもらうことも出来ません
それで大きな木材のブロックを車の下に入れて70cmほど持ち上げる方法を取りました
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
大きな木からチェーンソーを使って切り出しました
1日かかりました
大変でしたが結果としてうまく行きました
69:1
11/12/06 22:14:43.85 i7hI6c1Z
>>49
クラッチハブだけ交換したかったのですが実際はアッセンブリのものしか売っていませんでした
最初に調べた値段の18500円もアッセンブリの値段でした
修理の時点では価格が上がり2万ちょいになっていました
私のA160は後期型ですがクラッチハブは多分初期型から変わらない形状のように感じます
初期型の故障に対応して強度を上げるために強くしたような形跡が無いのです
後期型は対策をしているという話でしたがいったいどんな対策をしたのでしょうかと思ってしまいます
交換用に注文したクラッチハブにもなにか対策をしたような形跡は有りません
「もうそのままでいけ」
ということなんでしょうね
ベンツもけっこういい加減です
1速のハブだけでも再設計して強くしたものにすればこの故障はかなり減るはずなんですがね
70:名無しさん@見た瞬間に即決した
11/12/07 00:11:26.37 pdO841jI
1人で何やってるのですか?
71:1
11/12/07 11:41:46.15 l1XDwqM+
エンジンを降ろす準備をします
ボンネットを外しラジエターサポートも外します
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
エンジンと車体の間の配管や配線を切り離します
足回りの切り離しはブレーキラインを生かしたまま行います
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
「切り離し箇所1」はけっこう硬いです
ギヤプーラーで引っ張っておいてハンマーで叩いて緩めました
赤い矢印のところで切り離すと簡単ですがブレーキ配管も切り離す必要があるので止めました
72:1
11/12/07 13:20:21.79 l1XDwqM+
エンジン降ろしのために作った台車です
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
エンジンの下にこれを入れてから車を一旦下げます
そしてエンジンのサブフレームがこの台車に乗った状態でサブフレームを車体に取り付けているボルト類を外します
それから車体を徐々に上げていくのです
リア部分はジャッキと木製のブロック馬で上げていきます
フロント部分は木製馬が使えないのでレバーブロックで引き上げます
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
一旦外していたラジエターサポートは外さなくてもエンジンが降ろせることが解ったので再度取り付けました
取り付けていたほうが手すりの代わりになり便利なのです
73:1
11/12/07 13:33:32.89 l1XDwqM+
半分ほど上げました、エンジンは台車の上に載っています
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
このくらい上げたところでマフラーとエアコンのコンプレッサーを完全に切り離します
ボルト類の外せる部分はもっと先から外しています
エアコンも生きたまま外します
当初はガスの再チャージ費用も予算に入れていましたが不要になりました
他にも外す部分はいろいろありましたがなんとかエンジンを分離できました
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
最後にもう一上げしておいてエンジンを引っ張り出します
白い札がたくさん付いていますが切り離した部分にナンバーを付けて組み立ての際に間違わないようにするためです
外した部品やネジ類もどこのものかを書いて小箱に入れておきます
そうしないとどこに取り付けるのかが後で必ず解らなくなります
74:1
11/12/07 13:58:42.23 l1XDwqM+
エンジンです
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
ボンネットを開けて見た状態では直立エンジンのように感じますが実際は水平に近いエンジンです
シリンダーは水平から30度ほどしか起きていません
エンジンの多くの部分が車体の下にもぐりこんだような状態です
ミッションは写真手前の部分ですがこのままでは外せません
エンジンをサブフレームから外す必要が有ります
エンジンを吊り上げて外しました
これがサブフレームです
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
75:1
11/12/07 14:25:52.03 l1XDwqM+
ミッションを外しました
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
ガスケットが有りません、メタルタッチです
エンジン右側の写真です
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
ファンベルトは1本です
それでウォーターポンプと発電機とコンプレッサーを回します
このファンベルトの取り付けが難しいのです
手の入るスペースが殆ど無くて専用工具を一つ作ってやっと取り付けが出来ました
76:1
11/12/07 15:03:24.57 l1XDwqM+
さてミッション分割です
これがうまく行きませんでした
その犯人はこれ
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
このボルトを外さないと分割できないのです
理由はこれ
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
この軸をそのボルトが締め付けているのです
この軸はフタの部分に埋め込みですのでボルトを外さない限りフタは開きません
どうしてそんなことになっているのか
それはこの軸を本体側に指し込む穴を取るのに十分なスペースが無いからです
完全な穴でないので補強のためにボルトで締め付けることにしたはずです
エンジンをコンパクトにまとめようとして無理が出たものでしょう
ミッション本体側の写真です
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
このバネにも手間取りました
ミッションを分解するときは問題有りませんが組み立てるときに正しい位置に組み込むのがややこしいのです
なお写真に有る位置は実際に組み込むときの正しい位置から少し回転しています
このまま組んだらパーキングロックが走ってるときにかかる可能性が有り大変危険です
77:1
11/12/07 15:28:47.76 l1XDwqM+
壊れているのは1速のクラッチハブだけのようですが念のためにギヤを抜いて確認します
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
3つ同時にでないと抜けません
壊れたクラッチハブから金属クズが出ているのでその掃除もかねてでしたが金属クズは最大のもの1個がギアボックスに残っていただけで他はATFパンに溜まっていました
問題の不完全な軸穴が写っています
完全な穴でなく欠損しています
完璧な設計をするはずのベンツですがこれは愛嬌でしょう
78:1
11/12/07 15:42:54.75 l1XDwqM+
金属クズはこれだけ有りました
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
ギアに巻き込まれて粉になったものもあるはずですがそれはATFフィルターで濾されたようです
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
もっと細かいクズはATFパンに有る磁石に集められていました
事前の情報収集では金属粉がバルブボディーに詰まるということでしたがどうもその様子は有りません
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
バルブボディーにはATFフィルターを通ったATFが供給されますがこのフィルターはとても強く実際破れた様子も無いので金属粉はバルブボディー内部には入らなかったと考えます
バルブボディーの上に置いているのが外したフィルターです
少なくともバルブ部分を分解して失敗する危険性とこのまま放置して障害が発生する危険性を比べるとそのままにして置く方が良いとの判断でした
79:1
11/12/07 16:29:55.74 l1XDwqM+
修理は終わりましたので後は無事に復元が出来るかだけです
パーキングロック用のスプリングの組み込みに気を使ったのとファンベルトの取り付に手間取ったくらいでなんとか無事に復元できました
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
ATFオイルは3Lだけ純正を使い足らない分はコーフィーフィルターでろ過して使いました
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
友人の修理工はどうして全部新品にしないのかとあきれていました
しかしトルクコンバーターの中には交換できないATFが残りますしそもそもATFは交換不要ですので経費節約です
抜いたATFを容器に入れ数日してから汚れの沈殿を確認しましたが全くありませんでした
だから大丈夫でしょう
修理に出来れば有るとよいのがこれです
URLリンク(box.yahoo.co.jp)
レンチではありません、レンチは16とか18とかが必要だったので買ったものです
見せたかったのはその下に敷いている本です
A160の修理用の本です、もちろん純正ではなく社外品です、Yahooのオークションで買いました
実はそう役には立ちませんでしたがファンベルトの外し方では助かりました
もしこの本が無ければファンベルトは切っていたでしょう
それだけでも元は取りました
80:1
11/12/07 16:39:40.74 l1XDwqM+
その後A160は快適に走っています
ただミッションの修理が終わったので他の部分が気になりだしました
エンジンオイルが薄いようです
エンジンオイルはベンツ指定のユーロ規格のものなのですがどうも気になります
ヨーロッパの寒さに合わせているのでしょうか
18L缶で買っているのですが一度普通のものを買って比較しないといけないかもしれません
ミッションが直ったのである日カーブの多い道を飛ばしていると足回りに異音が出るようになりました
この異音も160に良くある不具合の一つです
チェックの必要が有ります
いつまでも世話がやける車ですね
81:名無しさん@見た瞬間に即決した
11/12/07 17:10:48.29 tpP0rFzV
何気に凄いんだけど