11/01/30 22:38:02
花火大会当日、初めて会ったのと同じ場所で、久しぶりに彼女と会った
さすがに、初めて会った日より多少大人っぽくなってたかな
「どう言おうかちゃんと考えてたんですけど、顔見たら頭の中真っ白になっちゃいました」
彼女はそう言って、緊張したような困ったような、そんな難しい顔をした
俺の方も、その顔とその言葉と彼女のゲタの鼻緒見たら、頭が真っ白になった
そういえば願掛けなんだって、直したら仲良くなれない気がして鼻緒そのままなんだって、
そんなこと言ってたっけなって思いだして、いてもたってもいられなくなった
ずっと俺のこと想ってくれてありがとうとか、もうなんにも言わなくていいよとか、
彼女に笑ってもらえるまで、とにかく安心できるような言葉をたくさん並べた
「ありがとうございます、嬉しいです」
って言って喜んで笑った顔と、繋いだ手の妙な冷たさを今でも覚えてる
人間って緊張すると手が冷たくなるのな
と、以上がその後の顛末でございました、長々とおつきあいどーも
さて、その夜のシチュエーションの策を弄した感じがどうも彼女に似合わないと思っていたら、
全ては、好みのタイプじゃない彼女に俺をゲットさせるための、従妹の入れ知恵だったらしく、
「Sっ気のある巨乳ちゃんなら、何もしなくたってアンタなんか秒殺だけどね!m9(^Д^)」
と、当の本人は述懐します。まあよくご存知でって感じだわな (´・ω・`)