10/11/28 18:43:48
②
正直他の全員、ドン引き状態であった。
嫁もそれに気付き顔を赤くして視線を落とし失態を無かった事にしようと画策し始めた。
それでも周りの視線は痛い。
そのような事態を招いた責任を嫁一人に押し付けてはならないと思った俺は、
「あ、すごいな、今度踊りを教えてください」とさらに場にそぐわない発言を重ねた。
その後院生の咳払いで修正されその場は収束されたが、
<実は天然?>疑惑を持たれた嫁は弄られるようになり、
そこで受けたストレスを俺に怒りをぶつける事で発散するようになった。
そんな感じで親しくなっていった嫁は小学生の頃から歌謡曲のダンスをコピるのが趣味で
今ならニコ動に踊ってみた系の投稿をしかねない人だと分かった。SPEEDとかもできた。
話題になったPVを何度も見たそうだ。
単にビビアン・スーを夜のおかずにしてた俺とは見方がちがったが出会う前から縁があったのだろう。
その年の暮れにゼミの忘年会の2次会でカラオケにおいてその芸で公認カップルと認定された。
今でも綺麗なビビアン・スーを見る機会があると
「昔はお母さん、この人にそっくりだったんだよ」と娘に虚偽の歴史を教えている。
証人は俺だそうだ、容姿で選んだ覚えはないんだが、、