10/12/03 00:05:06
まもなく3歳の娘。
よく機嫌を損ねて「うゎ~~~ん!」とリミッター解除した大声で泣き叫ぶのだが、
その度に「泣く子はどこだぁ~、ナマハゲだぞ~。泣く子はいねぇか~」と怖い声を出しながら、
手をパクパク口のように動かして探すふりをする。
するとしばらくしてピタッと泣き止み、「泣いてないよ。泣く子はいないよ。」と言いながら、
急いで俺の手から逃れようとする。
そんなことが数日間続き、どうやらナマハゲを演じれば泣き止ますことができると確信した頃だった。
あの事件が起こったのは…。
ある時、ご近所さん(同じ年頃の子持ちの奥さんで、カミサンのママ友)と立ち話をしていた時に、
ふと遠くで他所の子が泣き叫ぶ声が聞こえてきた。家の娘は目をキラキラさせて、俺に顔を向けながら、
「パパ! 生ハメしたね! 生ハメしたね!」
俺は大慌てで「あぁ、ナマハゲが来るね。泣く子はどこだぁ~。」と言いながら、
『生ハメではないぞ。ナマハゲだぞ!』と心の中で突っ込みを入れたのだが、俺の慌てる様子が
よっぽど楽しかったのか、「今日も生ハメする? 今日もする? ねぇ、パパ~、今日も生ハメする?」
ご近所の奥さんも突っ込みを入れるべきなのか、放って置くべきなのか決めかねるような
恥ずかしいような照れるような妙な表情を浮かべて、いつの間にか俺から視線をソッとはずしていた…。
『いや、ち、違うんです! 生ハメじゃなくて、ナマハゲなんです~。』
それから我が家では娘が泣いたときにジョーズが出ることになりました。orz