11/05/22 18:19:59.10 dHihvz52
知らない事は恥ずかしいことじゃない。
知ってる奴が教えれば良いだけだ。
だから、教えてやる。単純な善意で。
恋愛ってのは輸入品、舶来品。
明治時代に日本に入ってきた。
それ以前は「お慕い申し上げる」とか「愛おしい」という言葉しかない。
男尊女卑や家系文化などの前に、人が一つの個として、一人の人間として扱われてなかったので
「他人を好きになる」「他人を愛する」という考えと、そこから発生する文化が十分には成熟しなかったから。
日本で始めて恋愛小説を書いたのは森鴎外。
森鴎外の恋愛の定義は
「教え導くものと、導かれるものとの間に発生する、尊敬を核とした愛おしい感情」だ。
二者間の間に発生するものであること、尊敬を核としている事、愛おしい感情であること、と定義されている。
尊敬を核としたのは、恋愛関係には明らかに優劣があるから。
観測点によりその優劣は入れ替わることがあるかもしれないけど。
もっと簡単に言ってしまえば「ローマの休日」なんだよ。恋愛ってのは。
その後、時代の変化とともに、思想も変わり、
社会と個の関わりも変わってくるから、恋愛の定義も変わってくる。
じゃあ、森鴎外の時代から、どのように時代は変わり、どのように恋愛の定義は変わってきたのか。
…という話ぐらいは、ごく自然に出来るようになれ。
それが「普通の議論」ってやつだ。