10/10/30 10:47:47
堀越学園に相次ぎ支払い命令
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
不動産で違約金２億円 地裁高崎支部判決
高崎市の学校法人堀越学園（堀越哲二理事長）が所有する不動産の売買を巡り、手付金１億円を払ったのに期限内に所有権が移転されなかったとして、
太田市の学校法人太田アカデミー（田鶴志郎理事長）が同学園に違約金２億円の支払いを求めた訴訟の判決が２９日、前橋地裁高崎支部であった。
松丸伸一郎裁判長は同学園に対し、全額支払いを命じる判決を言い渡した。
判決によると、同アカデミーは２００８年６月、高崎市下滝町の土地計約５８００平方メートルと鉄骨８階校舎を計約８億４８００万円で購入する契約を同学園と結び、手付金１億円を支払った。
この際、同年９月末までに引き渡しと所有権移転登記が行われなければ違約金が発生する覚書を交わしたが、同学園は期限までに所有権を移転しなかった。
田鶴理事長は「勝訴したが、互いに良い学校を作ろうと思ってきたのに残念だ」と話した。
地裁高崎支部は判決確定前の仮執行も認めたが、代理人の平野大弁護士は「不動産の競売は、金融機関の担保に入っていて難しい」とし、同学園の預貯金の差し押さえなどの債権執行を検討する考えを示した。
同学園は訴訟で、契約の実質は金銭消費貸借で、売買の形をとっただけなどと主張していた。取材に対し、「判決文を見ていないのでコメントできない」としている。
（2010年10月30日 読売新聞）