10/12/11 06:23:25
群銀、堀越学園の債権売却も
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学校法人堀越学園（高崎市、堀越哲二理事長）の主力取引銀行の群馬銀行が、同学園の土地や校舎に設定した根抵当権を元本確定したことが１０日、わかった。
担保物件を競売にかけたり、債権を譲渡したりする際にとられることが多い手続きで、群馬銀が同学園向けの債権を第三者に売却する可能性が出てきた。
登記簿によると、群馬銀は、堀越学園傘下の創造学園大学・中山、八千代キャンパス、高崎医療福祉専門学校がある下滝キャンパスに設定していた根抵当権について、１１月１２日付で元本確定した。
関係者によると、群馬銀は堀越学園向けに１０億～２０億円程度の融資残高があるとみられ、ここ数年は返済が滞っているという。
群馬銀広報室は「個別の案件については回答できない」としているが、群馬銀幹部は取材に「一般的には売却などの際の手続きで、そういう方向性が固まってきた感じだ」と売却を示唆した。
堀越学園事務局は「担当者が不在でコメントできない」としている。
堀越学園は、拡大路線を進めた一方で定員割れになるなどし、経営が悪化した。
今年１０月には、創造学園大の開設時に申請書類を改ざんしていたとして、文部科学省が２０１２年度から５年間、学部の新設を認めないと通知。翌１１月には、前橋地裁高崎支部が、准教授の解雇は無効だとして賃金の支払いを命じるなど、不祥事が続発している。