10/12/05 15:41:06 CCmOdFyz
「現代用語の基礎知識」編集長で日本新語大賞選考委員の清水均氏(51)を直撃すると、
意外な答えが返ってきた。清水氏は「持ってる」は2009年WBCで優勝した時にイチロー(37=マリナーズ)が
発して注目を集めた言葉で、決して本田のオリジナルではないことを強調。その上で
「最初は本田にしようと思ったが、佑ちゃんの言葉をどうしても後世に残したかった。
平成のスポーツ選手はスマートすぎる。その中で(斎藤は)『ベースボール』ではなく『野球選手』。
だから審査員として(斎藤に)賞を取らせるために無理やり賞を作った」
ビッグマウスが売りで「〝自分が〟持っている」とした本田に対し、斎藤の発言は
「〝仲間を〟持っている」という典型的な「優等生発言」。その謙虚さは古式ゆかしき
「日本人的」であり、審査員の琴線に触れたのだという。そこで斉藤に賞を取らせるため
わざわざ「特別賞」を設立したのだとか。W杯では2得点して日本代表のベスト16進出に貢献。
一躍国民的なヒーローとなった本田だが、「日本人好み」という観点からは斎藤に完敗した。
何やら後出しジャンケンに負けたような格好だが、ある日本サッカー協会関係者はこう言って肩を落とした。
「サッカー関連の受賞がないのは残念。圭佑がW杯以降、(ロシアでプレーするため)露出も言葉も
減ってしまったから仕方ないのかも。おいしいところを持っていかれた。W杯の快挙を
象徴した言葉で自分の受賞につなげるんだから、やはり佑ちゃんが『持ってる』ってことなのでは」