11/11/17 11:29:06.36 KwQrmrz+0
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ブラジルW杯アジア3次予選・北朝鮮戦に0-1で敗れたサッカー日本代表が一夜明けた16日、平壌から北京経由で帰国した。
ザック・ジャパンの不敗神話が途切れる惨敗で、疲労困憊(こんぱい)の帰路となったが、宿泊した高級ホテルではフロアごとに3~4人の守衛による“マンマーク”で監視されていたことがわかった。
不気味さのあまり1人部屋では眠れず、2人で寝た選手も。“恐怖の夜”が敗因!? 日本人サポーターは競技場から帰る際、バスに物を投げつけられたことを明らかにした。
表情には疲労の色がにじんでいた。中国国際航空のチャーター機で北京国際空港に降り立ったザック・ジャパン。日本代表として22年ぶりとなる平壌での一戦を終えた49人の選手団にとって、その疲れは決して、屈辱の敗戦だけが理由ではなかった。
「(清武と)一緒に寝ました。怖かった。(廊下は)薄暗くて、(警備している人に)話しかけても何も答えてくれなかった。無表情で…」
北京から関西空港に帰ってきたGK西川が“恐怖の夜”を振り返った。チームが宿泊したのは、「特級」とされる外国人観光客御用達の平壌高麗ホテル。そこで、体験したことのない不気味さがザック・ジャパンを襲っていた。
1フロアに8~10部屋があるホテル内の薄暗い廊下に、1フロアごとに3、4人の“守衛”が立っていたという。
人民軍? 工作員!? 素性は不明だが、到着から24時間体制で監視の目。選手は全員1人部屋ながら、主将のMF長谷部は「名前はいわないけど、怖くて2人で寝た選手も何人かいた」。その1組が西川とFW清武というわけだ。
試合では厳しいマークに苦しみ、決定的なチャンスすら作れなかったが、ピッチ外ではそれ以上の“マンマーク”を受けていた。試合前日を含め2夜にわたってのプレッシャーに、DF栗原は「気が休まらなかった」。
入国時にはコメなどほぼすべての食材が没収され、「ガムも没収された」という清武は、「無事帰ってこられてよかった。あれよりアウェーの環境はない」。誰もが寝不足気味だった。
「一番厳しいアウェーを経験したので、これを次につなげたい」と長谷部。来年6月からはW杯アジア最終予選が始まる。日本と国交のない北朝鮮で受けた、異様なまでのアウェー感。“恐れるもの”はもう、何もない。