10/05/13 14:18:31 rd9OLNtr0
昨日の日経新聞より
Jに事業戦略部が出来たというニュース
放映権料も変わってくるかもね
ワールドカップ(W杯)を戦う日本代表メンバーが決まり、にわかにサッカーの話題が
世間をにぎわしている。日本のW杯出場は4大会連続。もはや「出るのは当然」ととらえ
られている。
しかし、日本サッカーにかかわる人々が先行きを明るく感じているかというとそうでは
ない。日本サッカーのあり方はこのままでいいのだろうかと疑う声は多くあり、それでい
ながら何も改革に着手できずにいるのが現状だ。
そんな中、Jリーグは今月、事業戦略部を立ち上げた。クラブ数、クラブの認可基準、
テレビ放映権料のクラブへの配分の仕方などを再考し、リーグの改革を模索する。中西大
介室長は「一定水準のクラブを全国に数多くつくるというこれまでの施策は間違っていな
かった。しかし、そろそろビッグクラブを育てる施策も必要なのではないか」という。
そうした戦略を練る前に「リーグのビジョンを建て直し、深化させなくてはならない」
と中西室長は話す。日本サッカー界は「W杯に出場する、W杯を開催する、スタジアムを
満員にする」という明確なビジョンを描いてJリーグを創設した。そのビジョンを実現さ
せたいという強い欲望の発露が一つのムーブメントを起こした。
だが、時がたち、サッカー選手がプロであるのは当たり前、W杯出場は当たり前と考え
られるようになったのとともに、「日本サッカーの現状をどう変えて、何を実現させたい」
というJリーグのビジョンがあいまいになってきた。サッカー関係者によるインパクトの
あるメッセージが伝わってこなくなっている。
サッカー人による切実なる叫びが聞こえてこない。声を大にして叫ばないのは怠慢ゆえ
か、慎み深いからなのか、あるいは野心がないからなのか。(吉田誠一)