11/10/19 00:09:01.51
結論からいえば、司法試験のほうが難しいです。
まず、統計については、額面上の受験者数、合格率から一見司法書士のほうが難しく見えますが、
法科大学院試験、法科大学院での淘汰の結果残った司法試験受験生とは母集団のレベルが異なる
ため、あまりあてになりません
司法試験からドロップアウトした受験生が司法書士の試験の難易度を底上げしてることを
考えれば母集団の違いについては理解しやすいのではないでしょうか。
次に、試験問題についても、論文試験の有無が決定的に大きいでしょう。
問題点の抽出、法規範の具体的事実に対するあてはめ等、短答試験の理解を前提にして、
それを深めた応用力が試されるのが論文試験です。
また、短答試験に関しても、司法書士試験は手続法の正確な知識が要求される反面、
試験の範囲自体は私法系に偏っており、メジャー科目以外の難易度は国家公務員試験と大差ありません。
対して司法試験は六法+行政法について満遍なく深い理解が試されます。
短答試験の難易度で試験自体の難易度を比べるのは、センター試験と早稲田の問題を比べて
早稲田のほうが東大よりも難しい、と言ってるのと同義です。