11/01/24 19:48:10
発砲警官2人、殺人罪も審理へ=逃走車両の死亡事件-付審判、裁判員裁判に・奈良
奈良県大和郡山市で2003年9月、県警の警察官が窃盗事件の逃走車両に発砲し助手席の男性が死亡した
事件で、特別公務員暴行陵虐致死などの罪で付審判決定を受けた警察官2人について、奈良地裁(橋本一裁判長)
が殺人罪も訴因に加え、審理する決定をしていたことが24日、関係者への取材で分かった。
同致死罪の付審判事件で、警察官が殺人罪で審理されるのは初めてとみられる。決定は20日付。
いずれも裁判員裁判で審理される。
2人は、奈良県警の巡査部長東芳弘被告(34)=当時巡査長=と警部補の萩原基文被告(34)=同巡査部長=。
地裁は昨年4月、東被告を特別公務員暴行陵虐致死罪、萩原被告を同致傷罪で、それぞれ起訴に相当する
付審判決定をした。
関係者によると、公判で検察官役を務める指定弁護士が同年11月、両被告には殺意があり、共謀していたとして、
付審判決定に殺人罪を加えるよう訴因変更を申し立てていた。
訴因変更を認めた地裁決定は、両被告の訴因に殺人罪を追加したほか、萩原被告については同致傷罪を致死罪に
変更した。このため、同被告の事件も裁判員裁判の対象となった。(2011/01/24-19:16)
URLリンク(www.jiji.com)