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一応貼っときます
少年を威嚇、検事の取り調べは違法 最高裁で賠償確定
2010年11月6日16時49分
傷害容疑で2007年に逮捕された元少年の取り調べをめぐる国家賠償請求訴訟で、
当時の京都地検検事が威嚇などの違法な取り調べをしたと認める司法判断が確定した。
最高裁第三小法廷(田原睦夫裁判長)が2日付で国側の上告を退ける決定を出した。
一、二審判決によると、当時19歳だった男性は07年9月、京都市内のコンビニエンス
ストアで友人3人とおにぎりなどを万引き。見とがめた店員らに暴行を加えたとして傷害
容疑で逮捕され、強盗致傷容疑で送検された。
今年5月の二審・大阪高裁判決はこの事件の取り調べの際、検事が「お前もくずや、
腐っている」「誰がお前らのことなんて信じるんや」「とことんやったるからな」などと発言し、
足で机の天板の裏側をけり上げていたと認定。
こうした言動について高裁は「説得や追及の域を超えて、容疑者の尊厳を傷つけ、
威嚇や報復の意味合いを感じさせる」と述べ、「社会通念上相当と認められる範囲を
超えている」と批判し、男性に対して慰謝料など22万円を支払うよう国に命じた。
男性は、国選弁護人だった谷山智光弁護士=京都弁護士会=とともに、国に660万円の
損害賠償を請求。09年9月の一審・京都地裁判決は、両検事の言動に違法性を認め、
男性と谷山弁護士への計66万円の賠償を命じていた。
男性は07年11月の少年審判で、傷害の非行事実により保護観察処分になっている。
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