10/07/07 13:03:43
>>213
オレも合格しているわけではないから、参考までに。
①何をやるところから始まるのか
1.小論文の作法を学ぶ(入門編)
これが最も基本かと思う。起承転結という作法、そして小論文(1000~2,000字)としての
完成度をまず高める。ロー入試用&大学受験用のテキスト&問題集が多数ある。
2.法律論文の作法を学ぶ(基本編)
小論との違いは、法的規範があるということ。条文を根拠に判例の見解を参考にする。
最初は、旧司の(特に古い年度によくある)一行問題でトレーニングするのが一般的。
3.事案処理(法的実務的解釈=法解釈=司法試験論文)の作法(応用編)
事例問題といわれる設問の論文。新司はこの問題がメイン。予備もこれに近くなるといわれている。
ざっと整理すると以上の3プロセスになるので、まずは小論文の作法を知るところから始まる。
ロー生は特にロー入試で、ここからトレーニングしている。
旧司時代は、2から入ることが多かった。
具体的に何をやるのか、となると、人それぞれで唯一一つの正解はない。
>論証フレーズの暗記から始まるのか?
これは、明確に間違い。論証の暗記は、「書く時間を短縮するため」に使うのが正しい。
例えば、条文や制度の趣旨や定義を覚えることは重要だが、それは正確に法解釈するために
必要なのであって、正確に法解釈するためには「理解」していないとならない。
なぜなら、試験には全く同一の事案(問題)は出されないからだ。特に事例問題はそうだ。
2の一行問題ならフレーズの暗記で対応できる。
しかし、予備試験や新司法試験は一行問題は出題されない。だから暗記ではいけない。
最終的に実力がついて仕上がってきた段階で、試験時間を短縮するために暗記すべきことを
暗記するのは有効だが、「何を暗記するかの選別」「フレーズをカスタマイズする必要性」の
「目利き」ができるレベルであることが前提だ。なので、最初から暗記をするのは間違い。