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★★ロー制度『崩壊』情報保管庫R★★ - 暇つぶし2ch86:氏名黙秘
09/04/06 00:07:14
97 :氏名黙秘:2008/09/07(日) 21:32:09 ID:???
花水木法律事務所 小林弁護士の記述する 「法科大学院制度の現状と今後」 (抜粋・その1)
URLリンク(hanamizukilaw.cocolog-nifty.com)

第1に,法曹人口政策に関する制度設計が失敗だった,という認識は,あからさまに口に出さないにせよ,
各界(政府・与野党・法務省・裁判所・日弁連など)の共通認識である。

第2に,何をもって失敗と見るか,については,「期待した質の法曹が養成できていない」という点で,
やはり各界の認識は共通している。

第3に,現在,ボールは文科省・法科大学院にある。

さて,ここから先は見解が多少相違してくる。文科省・法科大学院側は,法曹の質が目的値を達成できない
原因は教育体制が不十分なことにあるとして,その充実を図る対策を打ち出して,ボールを投げ返したい。

しかし文科省外の多数は,低すぎる司法試験合格率が問題の本質だから,法科大学院を整理統廃合しなければ,
法曹の質の問題は解決できないと考えている。自民党が文科省作成の予算案を突き返した理由はここにある。
現在,この2者間でせめぎ合いの真最中である。

もちろん,法科大学院内部も一枚岩ではない。司法試験合格率上位校は,下位法科大学院など無くなれば
良いと思っているし,下位校は,各校平等に定員を削減することで生き残りを画策している。

紆余曲折はあるにせよ,法科大学院の整理統廃合は避けられないと予想する。
そうこうしている間に2010年になってしまうと思うが。肝心なのは,その次である。

問題が法曹の質にあるとして,その本質が低すぎる司法試験合格率に「のみ」あるならば,法科大学院が
整理統廃合され,当初設計どおり7~8割の合格率を達成するだけで,問題は解決するはずだから,司法試験
合格者数3000人は維持される。

また,法科大学院数や定員数は文科省の管轄だが,司法試験合格者数は法務省の管轄である。だから,
肝心なのは,法科大学院の整理統廃合後,又はこれを見越して,法務省が,司法試験合格者数減に
踏み切るか否かである。


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