09/03/13 22:52:38
47 :その6:2008/08/04(月) 11:14:42 ID:???
(六) このような不正を防止し、新司法試験の公正を担保するための具体的施策の進捗についてどう考えるか。
(七) この問題は、所属する法科大学院の合格者数を増やそうとする大学院教授の立場と、
公正であるべき考査委員の立場とを兼務することが、問題の漏洩等、不正の温床となっていることに原因があり、
それを防ぐルールを明確にすべきであると考えるがどうか。
(八) この件を解決するルールとして、考査委員はその在任中に、法科大学院教員を兼任することができないと
考えるべきであるがどうか。
(九) 規制緩和論に基づいて初年度六十八大学に法科大学院の設置が認められ、各法科大学院では、
合格者数、合格者率において激しい競争がなされている。法科大学院における教育スキルが
人的に未だ成熟段階に達していない中で競争に晒されたことに、この問題の構造的な原因があると考えるがどうか。
(十) そのような構造的問題を解決しない状態では、優秀な人材が制度を信頼して集まってこなくなり、
法曹の質を維持することはできなくなる。そこで当面は、予備試験ルートをある程度、
広いバイパスとして運用することが、法曹の質を維持することにつながると考えるがどうか。