09/03/13 16:27:15
21 :氏名黙秘:2008/07/29(火) 22:55:04 ID:???
第40回 司法試験委員会
~民事ヒアリングより~
「今回の結果を受けて法科大学院教育に求めるもの」については,昨年のヒアリングにおいても
指摘があったところであるが,法科大学院においては,一般的な理論を具体的な事例に即して
展開・応用する能力を涵養する教育が望まれるという意見が多数寄せられた。
それとともに,基礎的知識の不正確さが目立ったが,法科大学院教育でこれが改善できるのか,
疑問であるといった,法科大学院教育に対する悲観的意見が昨年より 目立った。
今後の出題については,大大問という形式に関しては,民事訴訟法担当の考査委員からは悲鳴に近い声が上がっている。
廃止することも検討すべきだという意見もある。その理由は,形式面というよりも内容面からで,
法科大学院の修了生の多くは,融合問題を問うだけの水準に達していないのではないか,むしろ,
個別分野の重要な制度を確実に理解しているかを試す問題を出題すべきではないかという意見が複数あった。