10/11/19 04:04:22 LnTqiwdv
人の人生と、そこから得られることにエンドはない。
家康の見解こそが的を得ているだろうね。
>結果はどうあれ殿にとって良い経験になると思う。
これだ。これこそが肝心だ。
信長の恋が彼女にとってうまくいけば確かに何よりであり、それは喜びを得ることになる。
では、うまくいかなかったときはどうなのか?
それでも彼女は切なさや悲しさを「得る・感じる・全身で感じ取る・それを心底全身で経験する」ことになる・・。
ここで「切なさや悲しみは“得る”ものではないだろう」と言いたい者もいるだろう。
しかし、人を好きになるということは、それによって素晴らしい「喜び」も得れば、尊い「切なさ」や「悲しさ」も“得る”ものだ・・。
それこそがまさに人の人生であり、その経験を体感して知ってゆくこと・全身で感じ取ることこそが恋愛だよ。
何もない、何も起こらない人生・・・うれしさも辛さも切なさも経験出来なくなってしまったら・・・それは人生を生きていることにならない・・。
秀吉さんは、この信長の恋愛を見届けながら、彼女(信長)が尊い喜びや切なさや哀しさを「得ている」ことを知り、
その価値を知ったならば、今度は自ら(つまり秀吉さん自身)がそれを実践し体感していってこそ、
それがこれからの自分が生きるべき人生となることを知るだろう・・。