11/05/18 22:04:12.54 Dx8iv/a8
ある有名企業の採用についてこんな話しがあったと聞く。
その企業の社長は、岩崎弥太郎や松下幸之助に憧れていて
「学歴無用論」を展開していた。ある年の新入社員採用について
「学歴に関係なく、広く人材を募集しよう。学校名は関係なく
わが社に有益な学生を採用したい。」と取り締まり役会で語った。
他の役員も大賛成し、その年から履歴書には学校名を書かずに
提出すること、とされた。
その企業の内定までの流れは、
1次、履歴書と一緒に送られてきた志望理由書及び自己PR文による
書類選考。
2次、人事部社員による面接。
3次、役員面接。
最終、社長面接。
であった。
社長面接に合格した学生に対し内定が出される。
内定を受けて入社します、と言った学生に対して社長は「ところで
君はどこの大学だったの?」と質問した。社長は「きっと自分の
知らない無名校なんだろうな」と考え、期待した。しかし、学生の
口からは
「はい、私は東京大学法学部ですっ」「自分は京都大学文学部です」
と有名大学の名前ばかり飛び出してきた。最終的に人事部が取ったア
ンケートをまとめると、東大、京大、一橋大、ばかりで最低学歴の者
でも中央大法学部卒であった。
その後も数年間、学歴無用論で採用を実施したが結果は毎年同じで
あった。仕舞いには人事部から「どうせマーチ以下は採用されないん
だから書類選考で落とそうぜ。そうすれば、仕事がかなり減るからさ」
とまで言われる様になり、結局かつての通り学歴フィルターを使うこと
となった。
優秀な人材=高学歴である、との理論を証明する貴重なデーターである。