11/10/07 09:51:00.10 mtjMeLhD
アメリカの中立法を根拠にして「日中における紛争は政府の公式見解としては戦争状態としては、
認識していなかった」と断定するのは余りに稚拙な主張だよな。何度も指摘してるよ~に、
ルーズベルト政権は中立法を国際政治の武器として使ってはいたが、だからといって戦争状態の
有無の公定見解の決定的な要素であると結論づけるのは余りに短絡的。
ナンチャッテ哲学君の主張のおかしなところ。
・中立法「だけ」を根拠にするには根拠として脆弱
・中立法は国際政治上の武器として用いた事実から考えても戦争状態であることを
明言しなかったからといって、認識していなかったと結論づけるのは短絡的
・中立法に抵触するのを避けようとしたのは当事国の日中両国も同様だったが、
それがルーズベルト政権の中立法適用見送りに作用しなかったとする根拠が示せてない
三好徹 「夕陽と怒濤」より引用
日本が、じっさいには戦争であるにもかかわらず「日支事変」と呼んで、宣戦布告しなかった理由の最大のものは、
この法があるためだった。アメリカ国内の世論は、日本軍の侵略に対する非難の声が強かった。 中立法を発動すべし、
とルーズベルト大統領に迫る下院議員もいたし、上院ではルイス議員が決議案を提出した。しかし、ルーズベルトは
中立法を発動しようとしなかった。 その理由を、国務長官のハルが代わって弁明した。「中立法は、交戦国双方への
武器などの輸出を禁じている。 この場合、より大きな不利益を蒙るのは、武器を国産としている日本よりも、
アメリカから輸入している中国である」