11/10/02 19:29:57.95 URFpPUNv
>>583の続き
国家とは「一定の領土とそこに居住する人々からなり、統治組織をもつ政治的共同体。または、
その組織・制度。主権・領土・人民がその3要素である。」と言われている。
しかし、此れには足りない要素がある。武力である。
古代での原始の国家は総て都市国家として誕生した。周囲は人口の城壁か自然の防塁などで防御
される。国家は常に外敵を想定して誕生するものなのだ。国家は人民を外敵から護ることから始ま
ったとも言える。国家とは、其の存立が極めて排他的なものであるのだ。
国家は其れに属する人民を必ず把握してなければならない。誰を護るのかがハッキリしなければ
国家は成り立たず、人民も国家への強い帰属意識が無ければこれまた国家は成り立たない。国家は
其れに属する人民の運命共同体なのである。勿論、人民は国家の存立維持に手を貸さねばならない。
人民は国家に“税”を払い、国家の様々な運営や活動を支えることで国家から様々恩恵を受ける
のだ。ある意味、古代の都市国家は幾つかの集落が連衡して最初は自然発生的に出来たものだった
のだろう。
人民は又、外敵に対しては兵力として闘いに参加する。国家は人民が必要としたから誕生したも
のである。最初の国家は恐らく、味方になった同士の部族連合な様なものだったに違い無い。続く。