11/09/30 22:22:02.64 QoJ1Pbqo
>>531
さて朴烈だが、コイツには日本人の情婦がいた。此女の人生も其れは凄まじくも可哀想なも
のだった。金子ふみ子は、朝鮮人朴烈と共に大逆事件を企て死刑判決を受けたアナーキストで
ある。23歳の身空でこの世を去った此女の人生は余り無残なものだった。彼は当時の国体の
階級性を憎むと供に、共産主義にも傾倒していた。此れ等二人を擁護する文献や小説などは数
大く出ているが、総て日本の官憲を悪し様に言うものばかりである。
文子が朴烈と遭う前の人生の悲惨さは、あの「おしん」どころのものではなかった。
庶民にとっての明治大正と言う時代の暗部は、思っているほど小さいものではなかったのだ。
続く。