11/09/28 18:30:03.53 tDN4VG+g
今見たばかりで直答えてやる。めゆおっぴろげ手良く見ろ!郷土史暗い偽造の塊は無い。
「 表向きは奉行所が任命するような形になっているため、名主の中には、奉行所に鼻薬をかがせて任期を延ば
すという者が出てきたのだろう。しかし、実体はしっかりとした民主主義になっていることがわかる。
なお、百姓の中から選ぶといっても最初は有力百姓(長百姓)の中から選ばれていたらしいが、平百姓達が文
句を言い出したため、奉行所は話し合いを取り持ったようである。そこで、長百姓と平百姓の一年交替、という
話になるが、そのうち、完全な民主主義に変わっていく。奉行所は、村人達の丸く収めることだけを考えていて
、かなり弱腰である。その結果、かなりの程度村は自治を享受していたといえる。
もう一つ大事なのは、名主に対して「名主給米」という、給料を村の「公費」から支払い、もし民衆の意志に
従わないなら払わない、としていることである。権力の行使は契約によるものであり、守らなければ政府を取り
替える、ジョン・ロックの思想が、現実にここで行われていた、もちろん小規模ではあるとしても、現実の制度
になっていたことは注目すべきである。
なお、この取り決めをどのように守らせていたのか、それはおそらく村八分である。村八分というと身分的拘
束というイメージが強いが、実体はかなり民主主義的なものといえ、また手段も経済制裁が中心であったようだ。
中身を見ないで、封建的と決めつけるのは間違っているのかもしれない。」