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会期の延長も煎じ詰めれば菅を辞めさせるためだ。憲政史上
はじめて首相を辞めさせるために通常国会を延長して、法案を成立させる
という事態なのだ。9日の赤字公債発行法案成立の与野党合意は、ただひ
たすら菅を辞めさせたいという思いが実態として存在するから出来得たこ
となのだ。
これを菅が裏切ったらどうなるかだが、辞めなければ国会の怒りが爆発す
る。怒りと嫌悪と憎悪が「不信任案の再提出」の一点に凝縮して噴出する
形となるのだ。床にガソリンがまかれてマッチ一本で燃え上がる状態にな
る。小沢一郎が、民主党から不信任案を再提出する構えなのは、辞めなけ
れば政界全体の堪忍袋の緒が切れることを予測してのことだ。そしてその
不信任案は確実に成立する。成立した場合解散できるかというと、有能な
刺客を立てれば菅自身が落選しかねない選挙分析があるような事態ではと
てもできまい。破れかぶれの発狂解散まではいくら菅でもできまい。菅に
とっての選択肢は野垂れ死に型の総辞職しかなくなるのだ。いくら権力欲
の妄念に取り憑かれた首相でもそこは気付くだろう。解散権は新首相の手
に委ねられる方向となった。
もはや菅が解散するなどと言うのは、みのもんたとそのコメンテーター
程度の判断レベルに限られる。こうして菅は完全に退路を断たれた形だ。
残る退陣2条件が成立すれば、退陣せざるを得ない情勢に立ち至ったと言
える。自民党もこれ以上予算関連法案を人質にとってごね続ければ、世論
の批判が自分に跳ね返るという危機感を抱くに至ったのだ。ここまで追い
込んだ以上、野党も一刻も早く菅を退陣させて、邪悪なる存在を政権から
取り除くべきだ。2法案の早期成立に協力すべき時だ。民主党は28日に
も代表選挙をしたいとしている。それに間に合わせるべきだ。月末の首班
指名を可能とすべきだろう。