11/05/29 01:23:43.26 1hQWmjob
「植民地時代のインドは英国との貿易で常に黒字だった」。アナリストの三国陽夫氏はこう指摘する。
インドは香辛料などを輸出して宗主国の英国から大幅な黒字を稼いだが、支払いは英国通貨のポンドで、
ロンドンの銀行に預けられた。インド人の汗と涙で稼ぎ出した貿易黒字は帳簿の上だけだった。
英国企業に融資され、宗主国の投資や消費を活発にした。
英国人はインドの産物と資金で一段と豊かな暮らしを実現した、という。
三国さんは近著「黒字亡国」で、いまの日米関係が植民地時代のインドと英国の関係に
酷似していることを丹念に描き、「対米黒字が日本にデフレを引き起こしている」と説いている。
植民地インドと同様に、日本は稼いだカネを米国に置いてきている。