11/05/21 13:11:20.67 /1HAh3Zf
>>103
基本的には>>109のおっしゃる通り、日米同盟というのは軍事同盟ですので、
同盟国間でも経済戦争が起きるのは当然です。
ただし、全く経済と切り離す事は出来ないのも事実です。
1985年にとありますが、それまで日本は東西冷戦の極東アジアの拠点として
戦略的に重視され、敗戦国では異例の支援を受けて経済成長を遂げてきました。
しかし、1980年代 ソ連の脆弱化と穏健派のゴルバチョフが登場する事によって
極東アジアの戦略的価値が下がり、さらに米国に迫る経済成長を見せる日本に
対し、自国民の利益を犠牲にしてまで、日本を支援する必要がないと判断される
のは当然の流れではないかと思います。
つまり1980年代までが異常で、それ以降、通常の同盟関係になったとみるのが
適切かと思います。 もちろん日本からすれば、それまで支援をくれた米国が急に
手のひらを返した訳ですから、急に敵対できるわけもなくアメリカにいいように操られた
とも言えます。
同盟のおかげでここまで経済成長できたとするか、同盟のせいでここまで景気が
悪くなったと判断するかは、個々の判断にお任せします。
過去の事は過去の事として、何のための同盟か?ですが、 もちろん軍事同盟です
から、ベースは戦争など有事の際に協力する事になりますが、政治・経済にも影響は
あります。例えば日本の円が安定し信用が高いのも、有事の際のアメリカの後ろ盾が
あるおかげともいえます。 その為に払う犠牲(基地・思いやり予算など)が大きすぎると
言う意見もありますが、それはまた別の機会に