11/05/08 17:47:37.74 VoCnMG7E
長文失礼します。
国を守るって事は大切な事。
国を守る事は別に領土や国民の命を守る事だけでは無い。
それなら夜警国家でいい、文化とか伝統とか、その国によって守りたい物、維持したい物は
それぞれ違う。その為には、国によっては非合理なもの、封建的な物を内包する事を許容す
る社会を建設せざるを得ない。
天皇制は、日本文化、日本人のアイデンティティーを形成した重要な柱。天皇制が不要になっ
たり、形骸化していくという事は、日本人のメンタリティが大きく変わったという事になる。
問題なのは本当に日本国民がそれを望んでいるかという事。日本国民は自発的では無く半ば強制
的にメンタリティを変わらざる得なかったのでは無いかと、そう考えている。それが極端な個人
主義だ。
元来、日本人は個よりも共同体を大切にする性格だと思う。村社会、地域社会で共同体を形成して
きた。戦後、工業化が進むと、会社がその代わりになった。
だから日本には家族的経営の会社が多かった。大企業でさえそうなのだから、中小企業は特にその
傾向が強かった。日本人は単純なエコノミックアニマルだったわけでは無い。拝金主義でももちろ
ん無い。
今は、それも壊れてしまっている。日本人にとって頼るべき共同体が無くなった。その結果が個人
主義だ。個人主義と言われているアメリカの方が地域社会を大切にしていたりする。大都市は知ら
ないが、小さな町の市長や市議会議員なんてボランティア以外の何物でも無い、僕が住んでだ所の
市長の給与は当時、20万を切ってたと思う。
市議会議員がそれを上回る事は無かろう。学校は芝生の緑で覆われ、芝刈りを地域の人達が行って
いる、僕は最初用務員が多いなと思っていた。ホームステイ先の人が手伝ったので初めて解った。
教会の掃除とか修理とか皆ボランティか寄付による。僕がいた頃資金集めのコンサートがあった。