<解体される神話> 人権懐疑論を考えるスレat SEIJI
<解体される神話> 人権懐疑論を考えるスレ - 暇つぶし2ch752:( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR
11/05/11 13:14:33.13 XsTeXN7V
では、クラウゼヴィッツおける三位一体の考え方から考察してみよう。

1 国民の「憎悪などの感情」
戦前の日本は戦争遂行と国威発揚によって国民感情を日本の戦争を肯定的に認識させるべく
あらゆる努力をした。それは一種の洗脳にも等しいモノであり、近代史研究者の加藤陽子が
言う如く、強敵ロシアを破った日露戦争の戦勝の酔いから冷めぬうちに中国大陸での戦闘を
受け容れ熱狂した。その意味でクラウゼヴィッツの言うとおりの経緯を示している。

2 軍隊の「戦争を遂行する上での能力や創造力」
この観点は防衛大が中心となって研究した「失敗の本質」を読めば分かるとおり、組織的に
主観的な短期決戦型戦術を過信しすぎていた上に、兵站を軽視し過去の成功体験のみに固執
するあまり、客観的・統合的な判断を欠く組織体だったことからも能力や創造力を求めず、
場の空気によって支配された作戦立案などバランスの悪い組織体であった。

3 政府の「理性」
理性的判断を排除する空気は政府にもあった。満州事変は明らかな軍律違反行為だったにも
かかわらず、適切な処理を怠り関東軍の行動を事後承認したため、謀略とやったもの勝ちの
機運を作り出してしまった。近衛と松岡は対立したまま一貫性のない外交方針を勝手に模索
したため、対米融和なのか対米強硬なのかで迷走した。また、時代を遡っても幣原が中国に
対して戦闘をやめると国際的な約束を現地関東軍が無視して空爆を始めるなど、対外的にも
とうてい理性的だと受け取られない様な状況が作り出された。



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