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尖閣ビデオ公開 APEC以降に先送り
2010.10.22 01:46
政府・与党は21日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁が衝突の模様を撮影した
ビデオテープの国会提出について、来月中旬に横浜市で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)
首脳会議以降に先送りする方針を固めた。
菅直人首相が議長を務め、中国の胡錦濤国家主席の来日が予定されているAPEC前に提出すると、
中国側の反発を招く可能性があると判断したためだ。
ビデオは巡視船「みずき」と「よなくに」がそれぞれ衝突時に撮影した。ビデオを見た前原誠司外相に
よると、「明白に中国漁船がかじを切って体当たりをしてきた」といい、公務執行妨害容疑で中国人船長を
逮捕した日本側の主張を裏付ける証拠となる。
衆院予算委員会は13日、全会一致でビデオ提出を要求することを決議した。ビデオを保管する那覇地検は
20日、横路孝弘衆院議長から提出要求があったことを明らかにしている。
ただ、政府・与党内には「早期に国会提出すれば、野党議員らが国民に反中感情をあおることも予想
される」(民主党国対筋)との懸念がある。このため提出をAPEC後にし、提出後も予算委員会理事ら
一部の国会議員らに限定し、全面公開は行わない方向だ。
これに関連、仙谷由人官房長官は21日の参院内閣委員会で「公判請求されない事件の記録は一般的
には公開してはならない。ただし公益上の必要があり、相当性があれば公開してもいいというのが刑事
訴訟法47条の解釈だ」と指摘した。
国会法104条も委員会が資料要求を議決した場合、原則として内閣は応じなければならないと定めている。
だが「国家の重大な利益に悪影響を及ぼす」と判断した場合「提出する必要がない」と定めている。
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