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「神世界」霊感商法事件で一斉に捜索、６都道県２０か所
祈願料などの名目で会員から多額の現金をだまし取ったとされる「神世界」グループの霊感商法事件で、
神奈川県警は２５日午前、詐欺容疑で東京や山梨、北海道など６都道県にある系列会社など
約２０か所の捜索を一斉に始めた。
約１００人態勢の大規模捜索でグループの全容解明を図り、幹部らの立件へ向け捜査を進める。
捜索を受けたのは、神世界の系列会社で、「ヒーリング（癒やし）」をうたいサロンを運営していた
「えんとらんすアカサカ」（山梨県甲斐市）や関係者宅など。同社には午前９時２０分頃、捜査員約１０人が捜索に入った。
県警幹部によると、同社社長ら１３人は２００５～０７年、仙台市に住む女性（３９）ら５人に
「除霊すれば病気が良くなる」などとウソをつき、祈願料名目で計約１７４万円を詐取した疑いが持たれている。
被害対策弁護団によると、会員（顧客）数は５０００～６０００人とみられ、被害額は１００億円を超えるという。
元会員約２０人は近く、神世界に計約１億１０００万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴する方針。
（2009年3月25日11時48分 読売新聞）
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