09/09/30 11:57:25 JYoCztN10
自分は表現規制反対運動がうまくいかない理由として、
1、政治論・人権論・国家からの自由論として構成された反対論よりも、
オタク的なものが基盤になったこと。
第三者から見れば、あくまでも表現規制はオタク問題であり、
政治問題や人権問題ではないように見える。よってオタク以外は無関係。
これで政治的な勢力からの支持があまり期待できなくなった。
また、国家からの自由・人権こそ表現規制反対の最大の武器なはずだが、
そこを前面に出せなかったため、「表現の自由は少数派であっても最大限守られるべき人権」
という論理が、規制に不満を抱く大衆の間に広がらなかった。
2、反対運動の守備範囲が狭い。ジャンルだけでなく、規制方法に対しても守備範囲に問題がある。
例えば、TVのバラエティー番組に対する自主規制への問題についてなどは多くの人が不満があるはずなのに、
青環法反対の頃から見ても、ほとんど問題にされない。安易なゾーニングなど、
自主規制なら理不尽な規制でも良いとなるはずはないのだが、どうも自主規制への批判は少ないため、
結果的に「青少年悪影響論」など表現規制の口実そのものは容認している状態になりかねない。
自主規制やゾーニングのあり方への批判もないと、不満な大衆の心はつかめないと思う。