10/06/12 12:20:41 ECZcmjod
ランディ「プリムっー、うっ」
行く先々で、皆の目を盗んでは自慰に耽っていたランディ君。
彼が青春のほとばしりをまき散らした大地には、数十年後、
みごとなマナの樹が育ちました。
その数は世界中で数百本。
乱立するマナの樹に人々は少し困惑していましたが、
復活したマナによって人々は高度の文明を再建し、幸福な時代を迎えたのです。
ランディは人々から「新世界の創造者」「聖王」「救世主」などともてはやされました。
しかし人々がもっとも親しみを込めて彼について語るとき、彼はこう呼ばれました。
「性剣の勇者」と。
それはランディが16歳の少年であったころ、冒険の行く先々で
数百人に及ぶ女性たちを愛し、愛し尽くした結果が
マナの樹であると、思われていたからです。
そんなランディ本人は、プリムと結婚、数人の子供をもうけてひっそりと暮らしていました。
彼の生活の清廉さはまた一層その名声を高めたのです。
今日も、ランディとプリムはマナの樹のそばで談笑していました。
人々はそんな夫婦に温かい視線を向け、声を掛けます。
しかし人々の思いとは別に、夫婦の仲には不満が渦巻いていたのです。
プリム「ほんと、若いころから元気よね」
ランディ「そ、そうかな?」
プリム「世界中に、こんな恥ずかしいものが育っちゃってるんだもん。
ここのところ毎晩でしょ。マナの一族ってすごいね」
ランディ「ご、ごめん、プリム疲れてる?」
プリム「そんなことないけど。ないけどさ、
あなた、もういいかげん、早漏は治してよね。」
ランディ「あ・・・・」
プリム「量と回数だけすごいんだもん」
ランディ「・・・・ごめん・・・」
二人の間をさわやかな風が通り抜けて行きました。
完