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ソニー,液晶テレビの設計人員を30%削減
close2009/01/22 22:15木村 雅秀=日経エレクトロニクス
ソニーは2009年度に総額2500億円のコスト削減(2008年度比)
を目指す緊急リストラ策を2009年1月22日に発表した(関連記事)。
この中で,特に対策が求められている液晶テレビ事業に関し,
生産体制,設計体制,サプライチェーン・マネジメントの3領域で
改革に取り組む方針を示した。
生産体制については,2009年6月をメドに愛知県一宮市にある
ソニーイーエムシーエス 一宮テックでの生産を終了し,愛知県稲沢市
にある同社 稲沢テックに集約する。一宮テックの正規社員は原則として
稲沢テックに異動し,非正規社員については両事業所を合わせて
約1000名の削減を見込む。一宮テックの今後の活用方法は検討中とする。
また,海外市場向けの生産についてはOEM/ODM展開を加速し,
アセットライト化を推進する。
設計体制については,ハードウエア/ソフトウエア・プラットフォーム
の統合を進め,世界各地に分散した設計開発リソースの最適化を実施する。
設計および機能検証などの一部の領域に関してはインドへオフショア化する。
こうした施策によって,全世界で設計および関連する間接部門の人員を
2009年度末までに約30%削減する。